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諸仏の十種の自在

『華厳経』の「不思議品」、第三十三巻を見てみましょう。いま、修行仲間の方々が『華厳経』を読誦されており、この経文には、諸仏すなわち世尊が十種の自在を具え、円満に成就されていると説かれています。

『華厳経』の「不思議品」、第三十三巻を見てみましょう。いま、修行仲間の方々が『華厳経』を読誦されており、この経文には、諸仏すなわち世尊が十種の自在を具え、円満に成就されていると説かれています。

第一は一切法自在です。「一切法」には心法と色法の両方が含まれます。仏陀は意のままに振る舞われ、広大無碍の弁才を備えておられます。

第二は教化衆生です。仏陀は衆生済度を本懐としてこの世に出現されます。昼夜六時、衆生の機根を観察し、機が熟するのを待ちます。機が熟したまさにその時、教え導いて救済されるのです。早すぎず、遅すぎず——これもまた仏陀の自在です。

第三に、如来は、無量無辺の国土と六種の震動を虚空の至る所まで充満させることができます。無数の方法で空の法界を荘厳し、一つの世界を別の世界に移し、大を小にすることもできます。『維摩経』が説くように、三千大千世界を持ち上げて遠くに投げ出しても、その中の衆生はまったく気づきません。これが如来の自在です。

第四に、如来は大神通力を備え、すべての世界を荘厳清浄することができます。荘厳された仏国土は微塵ほどもありますが、それらを一つの仏国土に収めることもできます。多と一が互いに交徹し