空でも有でもなく、されど両方である
無知を別の無知と取り替えてはいけない。迷いを別の迷いにすり替えてはいけない。
無知を別の無知と取り替えてはいけない。迷いを別の迷いにすり替えてはいけない。
有に執着するのはたやすい。空に執着するのもまた同じようにたやすい。しかし、空でも有でもなく、しかも両方である――その境地に安住すること、それが何より難しい。
多くの修行者にとって、道はまず有を捉えることから始まり、やがてそれが空へと溶けていく。そこからさらに両者を超え、空でも有でもない境地へと進む。やがて空と有が不可分であることに気づく。そのとき初めて、真の自由が拓かれる。
原題:禅語に学ぶ清らかな心――無知を別の無知に取り替えるな
転載元:微信公式アカウント「淄博華厳寺」